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1960年代 |
女性や若者が、「女と子供は、男の所有物である」という父権社会に対して疑問を持ち始める。 |
| 古いモラル、宗教的倫理観(特にカトリック信仰)を打ち破ろうとする。 |
| 性の解放が叫ばれる。 |
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1968年―五月革命が起こる。
当時、フランスはド・ゴール大統領を頂点に戴く強い父権社会であった。
ド・ゴール将軍は、フランスをナチス・ドイツから解放した英雄であり、
戦後、大統領の権限を強化し、第五共和制下でフランスの発展を導いた、
まさに国家の「父」だった。
五月革命は、この「父」に対して「ノン」を突きつけ、
この「父」から派生するすべてのシステムと、
人々の自由な発想を縛っていた当時の社会モラルを打ち砕こうとした動きである。
もともとの発端は、パリの西部、ナンテールの学生寮をめぐる騒動である。
夜間、女子学生寮に男子が入り込むのはご法度の時代。
そんな規制は糞くらえ、と学生たちが反発して立ち上がった。
長いこと抑圧されていた不満がここでもあそこでも爆発し、
みるみる全国に波及していく。
世代間の闘争はみるみる政治闘争に発展してゆき、
翌年、共和国の父であったド・ゴールは退陣に追い込まれる。 |
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1970年代 |
父親の権威がは急速に失墜する。 |
女性たちは、妊娠、出産に関して、産むか産まないかを選ぶ権利、
自分たちのからだを自分たちの手に取り戻す権利を求めて、体当たりで闘う。 |
| 性の解放が次々と、具体的に実現されてゆく。 |
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1975年―人工妊娠中絶の合法化。
経口避妊薬ピルに健康保険が適用される。
民法が改正され、協議離婚が認められるようになる。 |
| 女性たちは、勇んで社会に進出し、貴重な「自立」を苦労しながら少しずつ手にしていく。 |
| 離婚件数は爆発的な伸びを見せる。 |
| 事実婚が急増し始める。 |
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1980年代 |
フェミニズム(女性拡張論、女性解放論)社会が浸透する。 |
女性は強くなり、「スーパーウーマン」を演じるために、
仕事でも私生活でも150%の力を出して奮闘する。 |
女性が幸福のイニシアチヴ(主導権)をとるようになり、
離婚であっても出産であってもヴァカンスの行き先さえ、女が決めるようになる。 |
「めんどりパパ」と呼ばれる新しいタイプの父親が出現する。
家事も子どもの世話もこなす「ママ」のような「パパ」たちである。
父親は、子どもたちに対して発言力を持たず、父親としての役目をどこかで見失ってしまう。 |
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結婚を選択しない女性(シングル)が、強力なカップル社会であるフランスに、
シングルを認めさせる動きが始まる。 |
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1980年代後半 |
エネルギッシュで文化的で充実した生活を送るシングルたちが脚光を浴びる。 |
反面、多くの女性たちは、「フェミニズムによって生まれた無意識な男性蔑視、または無視は、
私たちに幸福をもたらすものでは決してない。男性もいて、初めて女性も幸福になるはずだ。」
と直感的に気づき始める。 |
アメリカで発展したような男性を敵視する攻撃的フェミニズムは、
急速に力を失っていく。 |
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1990年代 |
女性が働くのは当たり前の社会になる。
25歳から49歳の女性の4人に3人までが働いている。 |
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溌剌(はつらつ)としたシングル像に揺り返しが来る。
「シングルは、実際はそんなに楽しいものではない。
経済的に恵まれていなければ、活動的で元気なシングルはとてもやってゆけないし、
実のところシングルの多くは孤独感に苛まれ、爪を噛みながら素敵なパートナーの到来を
待ち望んでいる。」といった論調が目立つようになる。 |